• 弾性すべり系積層ゴム(SLR:SLiding support with Laminated Rubber Pad)

◆低摩擦のすべり材がステンレス板など平滑な面を滑る免震装置です。

◆一般的に高さが低い積層ゴムの片面をすべり面とし、小変形はゴムの変形で吸収し、大変形は全体が滑ることで水平力を弱めます。

弾性すべり系積層ゴム(SLR:SLiding support with Laminated Rubber Pad)
国土交通大臣認定番号(免震材料) MVBR-0048

天然ゴム系積層ゴム(NRI)と同構造の積層ゴム部の片面にすべり樹脂を接着した「本体」と、滑りを受けるステンレス製の「すべり板」とで構成する免震装置です。

建物に水平方向の地震力が加わると、まず積層ゴムが変形し、摩擦限界を超えると滑りが生じて本体がすべり板の上を移動します。

摩擦係数は荷重や速度によって変化しますが、およそ0.1です。

 

小径でも水平変形量を大きくとれるため、一般的に階段下や下屋など、荷重の小さい部分の支持に使用されます。

また、摩擦力が減衰機能として作用する特徴を生かして、主免震装置として用いられる場合もあります。

 

この装置は滑りが生じると自力では元の位置に戻らないため、通常は「復元」機能のある積層ゴム免震装置と組み合わせて使用します。

装置本体は、300mm型から1200mm型まで、100mm刻みの種類があります。

支持荷重(長期軸力)は、基準面圧の9.8N/mm2で使用した場合、693kN(71tonf)から11,437kN(1,167tonf)まで対応可能です。

水平変形量(可動長さ)は、すべり板の寸法によって必要な大きさに設定可能です。

SLR本体の構成

SLR本体の構成

弾性すべり系積層ゴム(SLR)の作動

弾性すべり系積層ゴム(SLR)の作動

設置状況 すべり板を下に配置   設置状況 すべり板を上に配置  

建物の設計条件により、すべり板は上下どちらにでも配置できます。

※左の写真2点は,説明のため着色したものです。すべり板は,通常ステンレス鏡面仕上となります。

設置状況 すべり板を下に配置   設置状況 すべり板を上に配置    
         
SLRを主装置に使用した低層建物   基礎ピット内の設置状況    
SLRを主装置に使用した低層建物   基礎ピット内の設置状況    
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