国土交通大臣認定番号(免震材料) MVBR-0046
1. 構造と特徴

天然ゴム系積層ゴム(NRI)は、天然ゴムを主材料としたゴム板と薄い鋼板を交互に積み重ね、加硫接着した免震支承です。高い荷重支持機能と水平変形機能、復元機能を持ち、各種ダンパーとの組み合わせで多くの免震建物に適合します。

図1 角型フランジNRI構造図

図1 角型フランジNRI構造図

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2. 基本特性

天然ゴム系積層ゴムの水平特性は図2のように広範囲で線形を示し、基本特性は以下の式で表されます。

・水平剛性: Kh=G・A/Tr
  規定ひずみ 100%
  基準面圧 9.8N/mm2
  G :せん断弾性率
  A :ゴム断面積
  Tr :ゴム層総厚さ

図2 水平剛性特性

図2 水平剛性特性

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3. 温度依存性

水平剛性(Kh)の温度依存性は以下の式によって表されます。

Kh(t)= (-0.003056•t+1.061)•Kh(20)
  t :任意温度(℃)
  Kh(20) :20℃時の等価剛性
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4. 製品仕様とサイズ

天然ゴム系積層ゴム(NRI)の製品寸法は、直径(呼び径)500mm~1500mmのサイズがあり、ゴムせん断弾性率、1層のゴム厚、ゴム層厚数をパラメーターとして組み合わせることで、設計条件に沿った最適な仕様が設定可能です。(表1参照 一部例外あり)

■形式記号の例

 NRI − 600  G3.5 − T6.0 − 186

〈種別〉〈外径(呼び径)〉〈ゴム弾性率〉〈1層のゴム厚〉〈ゴム総厚〉

表1 形状寸法の範囲

呼び径(mm) 500 600 700 800 900 1000 1100 1200 1300 1400 1500
被覆ゴム外径(mm) 521 648 749 851 952 1054 1156 1257 1359 1440 1550
ゴムせん断弾性率
G(N/mm2
0.39
0.44
0.49
0.34, 0.39, 0.44, 0.49 0.34, 0.39, 0.49 0.49
1層のゴム厚
(mm)×層数
4.0 22〜33 27〜42 32〜46 36〜45              
5.0       38〜40              
6.0   19〜28 22〜32 24〜37 27〜42 30〜46 33〜50 36〜54 40 40  
7.0           29〜36 29〜42 31〜47 33〜44    
8.0     21〜25 18〜28 20〜32 23〜34 25〜38 27〜42 29〜45 31〜46 33〜50
一次形状係数 19.2〜47.3
二次形状係数 3.6〜5.7
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5. 使用例
レトロフィットでの使用例        
レトロフィットでの使用例        
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